何年住める?中古住宅の状態やリノベーションの重要性について解説します

何年住める?中古住宅の状態やリノベーションの重要性について解説します
リノベーションの知識
「中古住宅を購入したいけど、何年住めるのか気になる。」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
中古住宅を購入する際、築年数が古い場合、その住宅の寿命について気になるという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、中古住宅の寿命について解説します。

中古住宅の耐用年数は寿命ではない

中古住宅の寿命を考えた時、耐用年数を寿命と考える人が大勢いらっしゃいます。
木造の戸建てであれば22年、鉄筋コンクリート造マンションであれば47年が耐用年数とされていますが、建物の寿命とは関係がありません。
平均的には、木造の一戸建ては58年、鉄筋コンクリート造のマンションや共同住宅は60年ほどで取り壊されると言われています。
しかし、建てられた時の時代背景や、使われ方によっても寿命は変わってくるので一概には言えません。

中古戸建ての寿命を見極めるポイントとは?

中古住宅の寿命を考慮する際、築年数が30年以上経過している物件は、高度経済成長期からバブル期の建築ラッシュ時期に建てられた物件が多いです。
当時建てられた家は急ピッチで建てられたため、粗悪な資材の使用や手抜き工事の物件が数多くありました。
そのため、築30年以上の物件は、比較的寿命が短い傾向にあります。
では、築30年以上経過した中古住宅を購入する際に、何に気をつけた方が良いのでしょうか。

*基礎・構造部分の劣化

まず着目するべきなのが、建物の基礎部分や構造部分の劣化の有無です。
基礎や構造部分に劣化が見られる場合、大幅なリノベーションが必要となります。

*シロアリ被害

シロアリの被害などが見られる場合、その土地は水はけが悪く、湿気が多い場所である可能があるので、対策をしないとその家の寿命は短くなってしまいます。
他にも、外壁に大きなひび割れがあったり、雨漏りがあったりする場合もリノベーションが必要となります。
建物の劣化は、安全面だけでなく、売却時の査定額にも影響を及ぼすので、リノベーションによって問題を解決しておいた方が良いでしょう。

中古マンションの寿命を見極めるポイントとは?

先ほどは、中古の一戸建ての寿命について解説しましたが、中古マンションに関しても中古戸建てと同じように、寿命を見極めるポイントがあります。
築年数が古いマンションを購入する際、マンション全体の改修工事や大規模な修繕の記録を調べておくと良いでしょう。
特に、旧耐震構造であれば耐震性が低い場合があります。
その他にも、給湯器や壁紙にも寿命があるので、リノベーションを考える際は、これらの設備の寿命を知っておくとリノベーションの計画も立てやすいでしょう。

まとめ

今回は中古住宅の寿命について解説しました。
今回紹介した内容以外にも、中古住宅やリノベーションについて気になることなどありましたら、お気軽にご相談ください。
 

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