戸建てをリノベーションするときの注意点は?徹底解説!

戸建てをリノベーションするときの注意点は?徹底解説!
リノベーションの知識
戸建てのリノベーションを検討されている方はいらっしゃいませんか。
リノベーションは、費用を抑えながら理想のマイホームを実現できるとして人気な手法です。
事前に注意点を把握しておけば、かかる期間や費用を抑えられる可能性があります。
そこで今回は、戸建てをリノベーションする際の注意点についてご紹介します。

戸建てリノベーションの注意点3選

間取り変更ができる構造かのチェック

間取りを変更するリノベーションを希望する方は事前に工法を確認しましょう。
壁で建物を支える構造の2×4工法や壁式構造のプレハブ工法など、工法によっては間取りの変更が難しい場合があります。
戸建て住宅の建築手法として最も一般的な軸組工法なら、間取りの変更が比較的容易とされています。

*電源と水回りの確認

リノベーションの際は、キッチンや浴室、トイレなど水回りの改修を伴うことが多いです。
注意しておくべきなのは電源容量の上限です。
電源容量を考慮に入れずにキッチンをリノベーションしてIH方式に変更した結果、生活家電が自由に利用できないという事態を生む可能性もあります。
また、風呂のサイズや給排水口の位置も事前に確認しておけば、リノベーションをする際に計画を大幅に変更することも避けられます。

*仮住まいの確保

リノベーションの期間が長い場合は、仮住まいが必要となるケースが多いです。
リノベーションをする物件に住みながらリノベーションを行うことも不可能ではありませんが、工事の騒音や生活環境の制限は避けられません。
特に大規模にリノベーションをする場合に、対象物件に住み続けることは工事期間を延ばす原因にもなるため仮住まいを確保するのが無難です。

戸建てリノベーションで抑えるべきポイント

いくらデザインにこだわっていても、安全性と利便性が確保されていない住宅ではリノベーションの意味がありません。
リノベーションをするうえで抑えなくてはならないのは、耐震性と断熱対策の2つです。
2000年に耐震基準が大幅に改正され、耐震レベルは3つの階級に分けられました。
レベル1は建築基準法を満たす耐震性、レベル2はレベル1の1.25倍の耐震性、レベル3はレベル1の1.5倍の耐震性と定められたのです。
しかし2016年の熊本地震で、絶対に倒壊しないと思われていたレベル2の住宅が倒壊しました。
つまり、これから戸建てリノベーションをされる方は、耐震レベル3を考慮に入れて住宅の耐震性を考える必要があります。
また、断熱対策も重要なポイントです。
間違った断熱は室内の湿った空気を室外へ移動させ、結露を引き起こします。
木造住宅の場合、発生した結露は木を腐らせ住宅の強度を失わせます。
戸建て住宅をリノベーションする際は、耐震性と断熱対策に注意を払いましょう。

まとめ

今回は、戸建てリノベーションの注意点についてご紹介しました。
マイホームは高い買い物なので失敗したくないと思うのは当然です。
注意点を事前に把握したうえで慎重に検討し、後悔のない選択をしてくださいね。
 

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