中古住宅をリノベーションするなら!補助金について詳しく解説!

中古住宅をリノベーションするなら!補助金について詳しく解説!
リノベーションの知識
中古住宅のリノベーションを検討するとき、補助金制度は誰もが気になるポイントではないでしょうか。
住宅購入は大きな買い物ですから、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然です。
そこで今回は、戸建ての中古住宅のリノベーションをお考えの方へ向けて、主な補助金であるZEHについてご紹介します。

ZEH補助金について解説!

ZEH(ゼッチ)とは、ネットゼロエネルギーハウスの略です。
簡単に言うと、使うエネルギーと生み出すエネルギーが同じになる住宅のことを指します。
暖房や給湯などのエネルギー消費が少ない設備を利用した省エネ性の高い住宅であり、太陽光発電などを利用して使う分と同じ量のエネルギーを発電できる住宅と言えます。
ただし、発電したエネルギーで、日常生活に必要な全ての設備を動かさなくてはならないというわけではなく、生み出すエネルギーと消費するエネルギーが年間の総量で同じになるように設計されていれば問題ありません。
国は、災害時のエネルギーの安定確保やエネルギー消費量の増加といった課題を解決するため、ZEH住宅の導入を積極的に推進しています。
つまり、ZEH補助金とは、国がエネルギーに関する問題を解決するためにZEH住宅を普及させることを目的として立ち上げた補助金です。

*ZEH補助金が利用できる条件は?

前提となる条件は二つあります。
まず一つは、所有者が自ら居住する戸建て専用住宅であることです。
もう一つは、登録されたZEHビルダーもしくはプランナーが設計、建築、改修または販売を行うZEHであることです。
ただし、公募数を超えた申請があった場合は抽選で受付者が決定されます。
条件を満たしていても必ず受け取れるものではありませんので、注意が必要です。

*ZEH補助金の種類は?

戸建て住宅の場合、申請できる補助金は四種類あります。
具体的な補助額はZEHの性能によって異なり、性能が高いほど受け取れる補助額も大きくなります。
性能はZEH、ZEH+、ZEH+Rの三つに分けられます。
ZEHは20パーセント以上の一次エネルギー消費量を削減していることが主な要件で、一戸につき70万円の補助金が利用できます。
ZEH+は25パーセント以上の一次エネルギー消費量削減を満たしていることが一つ目の条件です。
そして、さらなる高断熱、工事エネルギーマネジメント、電気自動車の充電設備のうち二つを導入する必要があります。
一戸につき115万円の補助金が給付されます。
ZEH+Rは、まずZEH+の条件を満たすことが必要です。
そのうえで、停電時に主な居室で電源を確保できることに加え、一定の能力を要する蓄電システム、太陽熱利用のシステムのいずれかもしくは両方を導入することが条件とされています。
一戸につき125万円が補助金として提供されます。
ZEHもしくはZEH+と併願できる補助金もあります。
この補助金は、CLT、地中熱ヒートポンプシステム、PVTシステム、液体集熱式太陽熱利用システムのうちどれかを導入することが条件です。
一戸につき90万円を上限として補助金が支給されます。
(CLTとは、板の層を各層で互いに直交するように接着したパネルのことを、PVTとは太陽光発電パネルと太陽熱集熱器が一体となったものを指します)

まとめ

今回は、戸建ての中古住宅のリノベーションを検討している方へ向けて、ZEH補助金についてご紹介しました。
補助金制度を積極的に活用して、理想のマイホームを実現してくださいね。
 

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